「ひらめき」はどうやったら生まれるのか。
前回、覚えた知識が、意識しないうちに脳の中で整理、統合されるという話をしましたよね。
つらつら考えますと、「ひらめき」っていうのも、まさにそれですよね。
我々も、指導の際に、どうやって生徒にわかりやすいように伝えるかといろいろ考え、なかなかいいアイディアが浮かばないことがあります。
しかし、しばらくして全く違うことをやってるときに、こんなプリントを作ればいい、とか、
ターゲットとなる問題を解かせる前にあれをやらせるべきだ、
なんてことが「ひらめく」ことがしばしばあるものです。
その場では、いい案が浮かばなくても、考えるべき内容を頭に入れておけば、脳が自然に整理してくれるわけですね。
サスペンスドラマの名探偵ポアロも、様々な情報で混乱を極めた後に
「あっ、なんと私はおろかだっのだ」と事件の本質を見抜く場面がよくあります。
このようなことは、優れた「灰色の脳細胞」を持つポアロさんでなくとも、誰にでもおこることでしょう。
ただ始終考えていることでなければ、そうはなりません。
勉強は、頭をどんどん良くするための作業なのです。
継続がタイセツということです。
同時に、ゲーム、ライン、動画などばかりで、インプットする内容が違ったら、
とんでもない結果になるということでしょう。