「受験勉強の目的は、合格することではない。」とは?
原上(はるがみ)公園の桜

公園といっても、畑の間にある空き地のようなところで、日本の原風景のようないい感じです。
でも、やっぱり青空でないと、桜の淡いピンクが映えませんね。

さまざまのことおもひ出す桜かな 芭蕉
言葉の意味からすると七・五・五となっていますが、桜を前に万感の思いを表しています。しかもわかりやすい。
これまでのさまざまな出来ごと全ての思いと対置できるのは、桜ぐらいしかないでしょうね。
梅、松、竹、全部字足らず、空も海も山もダメですからね。牡丹、椿、紅葉、、、うーん、力不足は否めない。
桜ってすごい。
さて、試験が終わってあいさつに来てくれるのは、合格した子ばかりではありません。
育アカには、結果がうまくいかなかった生徒も、やはり来てくれます。
それは、なぜかと言いますと、生徒たちには、常に次のようなことを言っているからだと思います。
高校入試は人生のゴールではない。
目標をめざしてどれだけがんばったかが、一番重要なことなんだ。
これから君たちの人生には、様々なことがある。がんばってもうまくいかないこともある。
でも、そんなとき、そこで止まるのでなく、さらに前へ進んでいくことが、最終的な成功に至る道なのだ。
その前へ進む原動力になるのが、がんばった自分自身に対する自信。自分なりに、よく頑張ったと思えたら、大成功なんだ。
そんな君を評価できない高校は、どれだけ偏差値が高くてもアホなのだと思いなさい。
とね。
これから自分の道を進んでいく力をつけることこそが、受験勉強の本当の目的なのです。
自分に自信と誇りをもって前へ進んで欲しい!
これがプロ教師の願いです。