全国学力・学習状況調査 小6・中3
本日の新聞には、中3生と小6生対象に実施された全国学力・学習状況調査の記事がありました。
今回の教科は、国・数(算)・理、3教科。
理科は、ネットを使って、動画も流したとの記事です。
西日本新聞は記事だけ。朝日新聞は中学生の問題を掲載していました。
さすが全国紙。
ざっと問題見ましたが、理科は、そんなに難しくはありませんが、考えさせる問題が随所にあり面白かったです。
数学では、図形は平行四辺形の証明だけ、立体はなし。
確率や関数では、条件を説明する文章が多いので数学以外の力で出来ない生徒もいたのではと思います。
国語は、行事の案内のチラシ作り、プレゼンテーション、手紙と、「活用」系が主力で、文章読解は1問だけ。
同時に実施された学習状況調査では、こんなことが聞かれてます。
朝ごはん食べてるか、
一日にどれぐらい勉強しているか
塾行ってるか
家に何冊ぐらい本があるか、
毎日新聞を読んでるか、
各教科の好き嫌い
など88項目についての質問
質問の意図がわからないのは、「家庭で何語で話していますか」
意外に英語が使われている、なんてことはないでしょう。
特徴的なのは、タブレットやパソコンを使って勉強することへの質問が12項目もあること。
にもかかわらず、スマホを持っているかとか、動画やラインやゲームをどのぐらい使っているかなどの質問は全くありません。
さらに、子供たちの生活でかなりの部分を占める部活についての項目も一切なし。
「学習状況調査」だから、という理由でしょうが、学習に影響を与える内容は調査すべきだったのではないかと思います。
前のめりにデジタル化を進めようとする意図を感じました。
政策決定は、子供たちのありのままの実態を調査した上で行って欲しいと思います。
なお、問題と解答は、調査事項は、国立教育政策研究所のサイトで見ることができます。
https://www.nier.go.jp/25chousa/25chousa.htm